『お疲れ様でした。まずは、収録の感想をお聞かせください。』
- (古河徹人さん、以下古河)
- 「初めての双子キャラということで、苦労もしましたが楽しかったです。
収録を理人と凛を別々に録るか、流れのまま二人分一緒に録るか、自分のやりやすいように選んでいいとのことだったので、まとめて収録をさせていただきました。ただ二人分の受けは、さすがに少し疲れましたね(苦笑)。……二回分ですからね!」 - (間宮康弘さん、以下間宮)
- 「こういう方面のお仕事を頂くことはあまりないので緊張しましたが、絡んでる相手役がすごかったですね。
別録りだと思ってましたからね。
アニメのような収録スタイルだとは思いませんでした!」
『古河さんは、一人二役ということで難しい役だったと思いますが、まるで三人役者さんがいらっしゃるように聞こえました』
- (間宮)
- 「最高の褒め言葉じゃないですか」
- (古河)
- 「ありがとうございます!」
『今回双子が題材ということですが、ご自身は、世話焼きで面倒見の良い「お兄さん」タイプですか。それとも甘え上手で、要領が良い「弟」タイプですか。』
- (古河)
- 「どちらか……ということですが、いずれも自分には当てはまらないので、
強いて言うなら『一人っ子タイプ』かもしれません。実際に一人っ子ですしね(笑)。
兄弟がほしかったので、希望としてはお兄さんタイプになりたかったです」 - (間宮)
- 「どっちかと聞かれてるのに、第三の答えを……(苦笑)」
- (古河)
- 「兄弟は欲しかったんですよ。小さい頃は喧嘩とかするかもしれないですが、
一番身近で話せる存在なので、兄弟っていいですよね」 - (間宮)
- 「俺もこの質問を見て考えてたんですが、世話焼きでも、要領も良くないから……
『一人っ子タイプ』かもしれない(笑)。立場的には実際「兄」なんですが、そんなに面倒も見てなかったですしね。
でも、案外お兄さんってそんなものかもしれないですね」 - (古河)
- 「確かに兄のダメな部分を見て、弟の方がしっかりするパターンもありますし!」
- (間宮)
- 「それそれ、『反面教師タイプ』ですね」
- (古河)
- 「全然違う回答に落ち着いちゃいましたね(笑)」
『それぞれの役を演じる際にこだわった部分や、聞き所を教えてください。』
- (古河)
- 「一人二役なので声色はもちろん意識しましたが……
それ以外にも、理人は『我慢するタイプ』なんですが、倫は『素直に受け入れるタイプ』というように、
同じ立場でも反応に差が出るように演じました」 - (間宮)
- 「マモンは、最初は人間を格下に見ている、高位の魔族というスタンスを大事にしました。その上で彼なりの、
ただの眷属の関係ではない、理人と倫への愛情がうまく表現できてたらいいなと思います。
倫には優しくして心を開いてもらう感じで、理人へはわざと煽って自分の方に仕向けるという様に、
うまく二人を操ってる様子も聞いていただけたらと思います」
『お兄さんというか、お父さんって感じもしますね』
- (間宮)
- 「そうですね、大人というか魔族の余裕も出せたらいいなと思いました」
『この魔彼シリーズでは、弱肉強食の魔界を舞台に、「眷属」「従属」「隷属」といった、 上下関係に関する話題がよく出てきます。
ご自身はあえてどちらか一つを選ぶとしたら、従属を求める「主人タイプ」なのか、
それとも、従属に従う「従者タイプ」か、どちらでしょうか。
『自称』で構いませんので、教えて頂ければと思います。』
- (間宮)
- 「自称SかMかってことですね」
- (古河)
- 「えっ、そうなんですか?」
- (間宮)
- 「興味あります?われわれの性癖」
『是非お願いします。』
- (古河)
- 「僕は質問を見て、あー、社員さんとパートさんみたいな感じかなって思ってました」
- (間宮)
- 「いや、察しようぜ、そこは(笑)!」
- (古河)
- 「僕は、どっちにしろ自分は従者タイプですかね。流されやすいしあまり反論もしないし、指示されたほうが動きやすいです。
そもそも優柔不断なので、そのあたりは直したいとも思っています。
『何食べに行く?』『なんでもいっすよ!』みたいな(笑)。一番困るタイプですね」
『でも褒められると嬉しい…?』
- (古河)
- 「嬉しいですね!」
『間宮さんはいかがですか?』
- (間宮)
- 「俺は……多分「従者タイプ」。ドMタイプですね(笑)」
- (古河)
- 「え!?」
- (間宮)
- 「良くドSでしょって言われるけど、もう全然そんなことないですね。
いろんな意味で尻にしかれっぱなし!」 - (古河)
- 「見た目と全然違う!ギャップ萌えですね」
- (間宮)
- 「いや~、強く言われたら、断れないですもんね」
- (古河)
- 「優しいな!」
- (間宮)
- 「真逆かとおもいきや、似たような二人が来ちゃったってってことですね」
『本編中では、上から来てたマモンさんでしたが…?』
- (間宮)
- 「そうですね。演じてるとたまにはSもいいなって思ったりもします(笑)」
『最後に、リスナーの方々へメッセージをお願いします。』
- (古河)
- 「二人分気合をいれつつ、いっぱいいっぱいになりながら頑張ったので、楽しく聞いていただければと思います!
それと、間宮さんがとても優しくて助かりました」 - (間宮)
- 「リスナーに対してじゃない(笑)」
- (古河)
- 「いやいや!僕は今日の収録に向けてHPで間宮さんのお写真を見て、間違えたらぶん殴られるのかなとか思っていましたからね。
いや違うぞ!間宮さん優しい人だよ!と皆さんにお伝えしたいんです」 - (間宮)
- 「このインタビューが文字に起こされたら、言わされてる感が半端ない気が(笑)」
- (古河)
- 「そんなことないですよ。ドMで優しい人でした…と」
- (間宮)
- 「意味が分からない(笑)」
『では、そんな間宮さんも続いてお願いします!』
- (間宮)
- 「理人と倫という二人の眷族を得る為に、色々とエロいこともしたのですが…(笑)
最終的に出来上がったものは、とてもハートフルなものでした。
二人には心臓の病気という背景もあって、マモンには魔界での権力争いがあって、今まで孤独だったんだろうなと思います。
倫が心を開いていって、そして理人が心を開いていく……マモンはそれを受け入れているようでいて、実は受け入れられているんじゃないかな?自分の居場所というか、心が許せる相手を見つけられた、という暖かさも感じていただければと思います」
『インタビューは以上になります。本日はありがとうございました!』
- (古河&間宮)
- 「ありがとうございました!」